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モンテロッソ 船を乗り過ごす!? 三流芸能人じゃなくて映す価値なしなの?俺? チンクエテッレツアーVol 5  GW 北回り欧州紀行 17 

その 17

迎え酒のビールも一気に飲み干し、集合時間が14:25なので、来たときと反対側のホーム(南行き)に到着したのが14:15、10分前行動。
(あれ?誰もいない?、みんな10分前行動なんだけど 日本人家族以外は・・・)
おかしいな、でもこの街は今回の旅のハイライトだからみんな時間ギリギリまで遊んでるんだろう。
5分前の14:20。さすがにおかしい?反対側のホーム見ても誰もいない。
うーん、とりあえず解散場所(駅前)まで一回戻るか。
イタリアの駅(というかヨーロッパのほとんどの駅)は改札がないので切符なくても駅の中と外は行き来できるので一旦駅前まで出ることに。

やっぱりツアーの人もガイドも見当たらないなー、と思っていると、日本人家族発見!
っと普通なら同じツアーの人を見つけると、「あ、よかった、これでちゃんと電車に乗れる!!」とか安心するものの、いつもギリに集合に来る人たち・・・
例えるならテレ朝の年末番組の「芸能人格付けチェック」で「」か「」か迷って入った部屋にビミョーな人(ハズしまくってる人、例えば昔の梅宮辰夫、松方弘樹とか最近ではミポリンとか)が先に座っていた感覚。Gakutoが入ってたらいいんだけど、三流芸能人とか移す価値なしの一歩手前みたいな人は座ってた感覚。

「あー、よかったですー!!」っと言いつつ、心の中で「やべー、やっちまった系」
夫:「いやー、解散した所で待ってたんですが、誰も来なくて不安だったんですー」
私:(やっぱり)「解散した所じゃなくて、反対側って言ってませんでした?」
夫:「うーん、全然英語わからないから14:45でここだと思って・・・
(全然てw一応これ完全に英語ツアーやでー)
私:(確信を持ちつつ)「どうしますかね、とりあえずガイドの携帯に電話します?」
(芸能人格付けチェックだと正解は「ふぐ」なのに「ティラピア」選んだ気分w)
夫:「携帯の番号って分かるんですか?」
私:(呑気さに若干怒りを覚えるも抑えつつ)「名刺もらったじゃないですか、そこに書いてあるって言ってましたよね」
夫:「そうだったんですか、何かもらったけど捨てちゃいました・・・
私:(ってどんだけ楽天家やねん)
--------------------------とりあえず携帯に電話----------------------------------------
でも変な留守電みたいなアナウンスが流れるだけで、全然つながらない。
大体こんな大事な時期に留守電ってどんな神経しとんねん。そして留守電のメッセージ、イタリア語で全く意味分からん。。。。とりあえずよく分からんけど、「迷ったから電話して」と自分の番号も伝えてメッセージを残す。
やっぱりおかしいと再度電話するもつながらない。

日本人家族は完全に私に丸投げモードで「どうですか?」しか聞かれない。どんだけポンコツやねん。(失礼な上に怒ると関西弁MAX)と心で思いつつも、
「おかしいですね、電話繋がらないの」と涼しい顔で答えつつ、もう一回名刺を見る↓

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あれ、最初の39って国番号だかた入れたらダメなんじゃない?って今頃気づいて320以降の番号を入力し、かけ直す。すると、出た、ガイドが一瞬で!!
私:「反対側のホームにいたんだけど、来なくて・・・」
ガ:「反対側のホームじゃなくて反対側の船乗り場だよ」
私:(がーん)「船乗り場ってどこ?」
ガ:「トンネル抜けた所」
私:(さっき行ったとこじゃん、場所は分かるけど)「船何時に出るの?」
ガ:「15時、でもちゃんと説明したよ」
私:(あんたを責めてる訳じゃないし・・・)「今から走って行くから、あ、もう一組の日本人の3人も一緒だから」
ガ:「急いでねー」
国番号を入力し忘れてたのはバツが悪いので内緒にしつつ事情を説明。
15時には船が出航するけど、既に15時前、ここではなく船乗り場が集合場所だったと。
妻:「もう、お兄さんに着いて行きます」
って期待されても困るんだけど、とりあえず走るか、最近月200kmとか走ってたし、でも今運動靴でもなくスニーカーだしな、しかも結構酒入ってるけど、仕方ない。
私:「走れます?大丈夫ですか、お子さん?」
妻:「大丈夫です、頑張ります!!」
日本人四人でいきなりマラソン@チンクエテッレがスタート!!
予想を覆すことなく日本人家族は出遅れる。パパ、ちょっとぽっちゃりされて辛そう、奥様も必死だけどファンデーションが重いのか、厳しい。(超脚色してますw)
私:「私、頑張って先走って間に合ったら船止めておきますからー!」
(おいおい、いつからガイドになったんだ、俺。)と思いつつも全力疾走。
普段走っているだけあって多少お酒入ってても快調に飛ばし、5分と掛からず船乗り場へ。
あ、あの船だ!!と船の前に着いた所、船着き場のおっちゃんが「Gone。。。」
ゴーンってカルロスかよ。とおやじギャグが頭を回りつつ乗り遅れたー!!
とりあえず携帯でガイドに電話。
私:「行っちゃったね」
ガ:「間に合わなかったね」
私:「どこで合流できるの??」
ガ:「なんちゃらかんちゃらなんちゃらかんちゃら」
申し訳ないし、人の事全然言えないんだけど、こいつの英語、マジ聞きにくい。
ランチの時に聞いた所、アルバニアからの移民のようで、だからかー、なまってんの。
Please speak slowlyと何回か言うものの、向こうもはぐれてしまった事に興奮しているから「ゆっくりしゃべってるから」と何度も言うので埒があかないのと、冷静になるため一旦電話を切る。
この一連のやりとりが終わったころにやっと日本人家族が到着。
私:「ごめんなさい、間に合いませんでした。」
夫:(全身の汗をぬぐいながら)「いや、すみません、走ってもらって」
妻:「お兄さん、ありがとうございます。」
(遅いなりにも全力で走って来たご様子、この必死さみるとどうやらいい人達っぽい)
私:「とりあえず、電車で追いつけるはずなので電車で向かいましょう、行き方調べます!」
妻:「お願いします、全部お兄さんに着いて行きます!!」

と、イタリアの地でまさかの船に乗り遅れる&いきなり日本人ガイドの就任。
さてさてどうなることやら・・・・

<その18 いきなり日本人ガイドになっちゃった??へ続く>

 

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