その40
イタリアで乗れなかった船に乗れた。海じゃなくて川だけど、やっぱりツアーのハイライトは船がいいに決まってる。
ちょっと外が寒かったのでテラスに座ってる人はまばら。
ハンガリーの国旗とセンテンドレの街。いやー、名残おしい。
ハンガリーのレベッカ見たせいか、昭和~平成の音楽が頭を回り始める。
船の最後尾なんだけど、なんかミスチルの「Tomorrow Never Knows」の電車最後尾のPVが思い出された。↓の2:41辺り。
Mr.Children - Tomorrow never knows
崖の上で歌ってるのはオーストラリアのグレートオーシャンロード。メルボルンから行けるらしい。メルボルン行った事ないし、いつか行ってみたいな。
ハンガリーからメルボルンって何時間掛かるんでしょうね。。。
ブダペスト⇒ドバイ⇒シンガポール⇒メルボルンとか??結局エミレーツかw
って余計な事は帰国してから考えたけど、何かちょっとセンチメンタルな船出だったw
テラスはがら空きなので、我々三人が一列ずつ贅沢に座る。私の前の列は奥さん、Ashorkはその前の列。
しばらくするとAshorkが立ち上がって船の最後尾、電車だとミスチル桜井さんが歌ってるスポットでスクワットを始めた。御年60歳前なんだけど、トライアストンやってるらしく、旅先でも体のコントロールが必要らしく、まあすごいシニア。そしてふと思い出したかのように鞄から名刺を頂く、どうやらIT関係のジェネラルマネージャーのようだ。恥ずかしながらその辺あまり知らないんだけど、たぶん偉い人っぽい。
せっかくなんで昔ヒースローでいじめられたトラウマから持参してる名刺を渡す。よかった、いじめらた甲斐があった。
しばらくすると奥さんが話し始める。
奥:「インティライミはいつも何時に起きてるの?」
私:「大体6時半くらいかな。」
奥:「早いわね、お昼とか眠くならない?」
私:「前の部署では日本のマーケット休みだからたまにウトウトしてたけど・・・」
ここで、Ashorkが入って来て
ア:「今は海外の部署に異動したからマーケットに休みないから」
(って今日知り合ったばかりなのによく分かってる。すごい)
奥:「ご家族は?」
私:(あ、来たか・・・)
「独身でーす☆でも結婚したいっす、最近・・・」
奥:「急がなくていいわよ、巡り合わせだから、でも日本はどうやって出会うの?」
私:「合コンとかそんな感じ。。」
奥:「ご兄弟は?」
私:「兄がひとりいます」
奥:「ご結婚されてるの?」
私:「はい」
奥:「どこで知り合ったの?」
私:「職場で」
奥:「やっぱり職場がいいわよ、相手の事よく分かるし。私たちは親同士が知り合いだったからお互いの親が進めてそれで結婚したの。」
まさか遠い異国のハンガリーでドバイ在住の奥様に婚活指南を受けるとは。
ありがたいな、真剣そのものだったから。こんなこじらせれるおっさん相手にごめん。
しばらく仮眠してたAshorkが起きてきて話し始める。
A:「インティライミ、What's upしたいから電話番号教えてよ!」
私:「What' up ってWhat's??」って親父ギャグじゃなくて真剣に知らなかったw
A:「写真を簡単に送れるアプリあるんだよ」
私:「使ったことなくて、ちなみにLINEとかFacebookとかないの?」
A:「ないよ」
(ボスの言うことには逆らえないので)
私:「じゃあダウンロードするから待ってね!」(携帯の充電が若干やばめw)
でも何とか無事にダウンロードできた。
早速お互い、「Hey!」とか送り合って番号交換が完了!
せっかくなんでと船の上での三人の写真撮ろうということになった。
写真の構図を大事にするAshork師匠なんで(いつの間にか師匠に昇格w)↓
まあ奥さんも師匠もサングラスなんでそのまま載せさせて頂きました!!
奥さんはすごーく満面の笑みなんだけど、師匠はいつもドヤ顔のつもりかあまり笑わないのが逆におかしかった。この写真も帰国してから、彼らがドバイに戻ってから、
What's upで送ってくれたもの。何か本当に心が暖かくなる出会いだったな。
ほかの写真もたくさん送ってくれてうれしかったっす!!
でも、時間の流れと川の流れには逆らえないので(川はできるかw)、お別れの時間がやってくる。船も国会議事堂前を過ぎたので、ここから10分ほどでホテル前の遊覧船乗り場へ到着。
日本にいるとこういう出会いはないし、なんかすごい楽しい出会いだったな。
今度僕がドバイに行くか、Ashork夫婦が来日する時は必ず会おうという約束をして
二人と握手&ハグをして別れた。ホテルが同じなのでそのままホテルに向かって歩いてしまうと、本当に夜ご飯までごちそうになりそうだったので、そのまま観光に出ると言ってホテルと反対側に向かって歩いてお別れした。
何か心が洗われるような出会いで、、、この旅行記では珍しく毒も吐かないし、文句も言わない回になってしまったw何かしっとりし過ぎると、これから訪れる過酷な帰国編につなげにくいので、最後は↓で。
ちょっと気分的にセンチメンタルな感じのジャーニーになったんでw
別に失恋した訳でもなんでもないんだけど、やっぱり別れはさみしいものだ。
ずいぶんおっさんですが、流石に松本伊代世代ではありません。
小学校の頃のアイドルは中山美穂でしたw
せっかくミスチル入れて格好つけたのに・・・台無しに・・・・
ってかこの曲湯川れいこと筒美京平ってすごいメンツが書いてたんだ。。。驚き!!
<その41へ続く>