その 7
穏やかな気候のフィレンチェに無事到着。そして短いトランジットにもかかわらずなくされることなくスーツケースも到着。(Prioritytタグだったので一番乗り)
さすがドイツクオリティ!!
到着後はすぐにタクシーでホテルへ。フィレンチェのホテルは↓HOTEL AC FIRENZE
まあマリオットの弟ブランド的なホテルでフィレンチェの中心地から少し離れてるものの、翌日参加する日帰りツアーの集合場所と至近だったのとマリオットだという理由だけで予約。何故マリオット?については別途「SPGに貢ぐ君」という章で詳しく説明したい。
アーリーチェックインを希望していたものの、残念ながらお部屋は用意できていないとのこと。そりゃそうだ、まだ朝10時ですから。とりあえず荷物だけ預けて街へ。
フィレンチェは二回目なのでまずは斜塔で有名なピサへ向かうべくフィレンチェの中心駅にフィレンチェSMN(サンタ・マリア・ノベッラ)駅へ。
後で調べたらトラムに乗ると一駅だったけど、せっかくなんで徒歩で。
駅の建物が見えて来て15年前の記憶がよみがえったものの、おや、なんか雰囲気違う。
アフリカ系の人が駅前にたくさん座ってました。差別的な意味は全くないものの、イタリアに来た感があまりなく、欧州で最近問題になってる移民問題の片鱗を垣間見た気がした。とりあえずピサ行きのチケットを購入しようと駅の中に入ると↓
前回来たときはこんな厳重なものはなく、簡単に電車まで行けたんだが・・・
しかも銃を持った警察、軍?がうにょうにょいる。。。やっぱり治安悪くなってる模様。でも逆に安心かも、これだけ厳重にしてると怪しいやつとかいたら尋問して不法入国だったら強制送還?とかにしてくれるなら、旅行者にとってはありがたい存在です☆
一瞬駅の前の雰囲気にたじろいだものの、安心のItalian Policeに胸をなでおろし、ピサ行きのチケットを購入。電車の時間まで20分ほどあったのでコーヒーを買ったりしようと思って駅の回りをぶらぶら・・・
すると向こうから黒服のPoliceと書いた制服のおっさんと両サイドにはカーキ色にベレー帽の手下?が2人いてこっちに向かってくる。「Hi」と言うか否定的な空気の「Hey」みたいな言葉で話しかけて来る。「え、俺?何で??」と思っていると、
「Show me your passport!」と言われる。
あ、これまさかあのよく注意喚起されてる偽警察官??
ガイドブックとかの対処法によると「おまえのIDを先に見せろ!」と言えばいいと書いてあったので、マニュアルに従って「Show me your ID first!!」と言うと、
黒服の顔面がどんどん紅潮して行く、、、「俺は警察だ、何でおまえにIDを見せるんだ、通常の検査だ、見せろ!!」と怒り始めたのでしぶしぶ提出。
ただ、パスポート見せてる間に財布からお金を抜く偽警察官がいるらしいので一瞬で鞄をチャックし抱きかかえるように持ち替える。
すると手下は「検査を受けてる間は鞄をしめないように!」と生意気な事を言うから、睨み付けてそのまま鞄を抱きかかえる。目を黒服にやると私のパスポートの認証番号みたいなものをタブレットに入力し何かを確認している。その光景を私は睨み続ける。
しばらくすると、「OK,No Problem」と言ってパスポートを返してきやがった。
そのまま立ち去ろうとされたので、「何で俺を調べたの?」と聞いたら、黒服ではなく手下が「通常の検査、それが全て」と答える。
何で自分が対象になっのか、そして何で日本人を対象にしたのか。日本人に見えなかった??いや、でもどう見ても日本人っしょ??
「何かセキュリティ強化されてて旅行者にも安心☆」とか持ち上げてたけど、もう完全にイタリア警察がトラウマ入り・・・
イタリアで警察見るたびに調査されるんじゃないか(全くやましいことなんてないけど)と不安になった。記念に写真でも撮ってやろうかと思ったけど、
「Show me your camera!」と言われた日には目も当てられないので証跡はとれず(涙
ヨーロッパには偽装警官と本物警官がいるので、本物の場合は財布見せととは言わないので状況を確認しつつ相手を怒らせないように、そして丁重に対応しましょう!!
<その⑧ ピサの斜塔~ピサでパスタランチに続く>
reiwa-tsuredure.hatenablog.com