さて、初めて買ったCDアルバムはなんですか??
って聞いてたくせに答えはCMの後みたいなしょーもないことしてすみません、、、
CDラジカセを買った小学校4年の時に買いました。
今更だけど、ティライミが初めて買ったCDアルバムなんて誰も興味ない気がするんだけど、とりあえず書き始めたので。
なんか写真からして無茶苦茶昭和感漂うwタイトルは「unlimited」。
工藤静香さんのアルバムですw
アンリミテッドって読み方知らずにウニミテッドって呼んでた。
uniじゃなくてunlなんだけど、小学校4年生にはそんな難しいことはわからない。
そしてなんでこのアルバムを買ったのか・・・
たぶんCDラジカセの近くに置いていたんだと思うし、
一応ベストアルバムだったので、知ってる曲も多かったからだろう。
ティライミが小学校4年生と言えば1990年。
まさにバブルの絶頂(株はもう下がってたけどね)で、
工藤静香みたいなアイドルが全盛期。
僕は中山美穂のファンだったんだけど、
何で工藤静香だったのか。。。。↓のが流行っててw
「手のひらを太陽に!!」じゃなくて直角にL字を描くように上下させるんですw
「嵐の素顔」、多分この曲のインパクトが少年的にも大きくてつい買ってしまったんだと思う、「工藤静香のベストアルバム」。
この前髪の巻き具合とか何も言えねーw
せっかくなんで久しぶりに聴いてみた。
で、この記事「初めて買ったCDアルバムはなんですか??」を書こうと思うきっかけになった曲は実は「嵐の素顔」ではなくて、「恋一夜」って曲で。
少年には全く意味の分からない曲だったので当時はスルーしてたけど、歌詞もなかなかで。
ってことで、その辺も書きたくなったのでまさかのアルバム曲紹介をしたいと思います。久しぶり?って1990年以来に全曲聞いてみましたw
平成・令和世代の人はトホホ??だけど、昭和時代の人は結構知ってる曲満載。
確かデビューしてからのシングルCDをベストにしてたはず。
曲のラインナップは↓で全曲後藤次利作曲というかなりの豪華さ。
1.禁断のテレパシー
2.Again
3.抱いてくれたらいいのに
4.FU-JI-TSU
5.MUGO・ん・色っぽい
6.恋一夜
7.嵐の素顔
8.黄砂に吹かれて
9.くちびるから媚薬
10.千流の雫
11.私について
12.恋模様
1曲目は「禁断のテレパシー」。テレパシーってwまずタイトルから突っ込みたくなる。
お前はAKBか???はい、そうです、秋元康って人が作曲してます、すげーw
まあ工藤静香はおニャン子出身だったんでその縁で書いたんだろう。
しかし秋元康はおそるべしでこの曲書いてる頃に美空ひばりに「川の流れのように」を書いてるんだから、いろいろあるけどやっぱり才能の塊のようです。
ただ、結局聴いても「禁断のテレパシー」って意味が分からなかった。
でもオリコン1位を取ってるあたり、AKB商法の走りが成功していた模様。
ちなみにこの曲が工藤静香のソロデビュー曲です。
2曲目は「Again」。こちらも秋元康作。あまりメジャーじゃないと思うんだけど、バブルだなー、って歌詞が結構出てくる。
♪車のUP BEAMに背中押されながら、夢のイリュージョン拾い集めて・・
イリュージョンってお前は引田天功かw
せっかくの秋元二作品目だったけど、
残念ながらオリコン1位は取れずに3位だった模様。
3曲目は「抱いてくれたらいいのに」。
たぶんこの辺からかなり売れ始めたんだと思う。
ちなみにこの曲は秋元ではなくて松井五郎氏作詞。
「抱いてくれたらインド人、そばにイタリア人」って替え歌があった。Mステでタモリにその話をされてちょっと不機嫌になった工藤静香が印象的だった。
「抱いてくれたらいいのに、そばにいたいから」が元の歌詞。
この曲歌ってたのが工藤静香が18歳のころってのが驚き。
清楚系を装ってるのか何なのかでも昭和なジャケット↑
4曲目は「FU-JI-TSU」。
はい、作詞は不幸を書かせたら右に出るものはいない中島みゆきさん。まあこのタッグがここから始まったわけですな。
その後大化けしてあの「慟哭」につながるんですね。
この曲がなかったらミラクル静香もいないんだろうね。
「ひと晩じゅう泣いて(オエ)泣いて(オエ)」w
面白くて仕方ないし、似てるんだけど、このFU-JI-TSUのころはオエっって歌い方じゃなかったけど。歌唱力の進化とともに変わったんだろう。
さて、FU-JI-TSU、不実です。歌詞の内容は別れた元カレがどうやら彼女と歩いているところにばったり出くわすんだけど、「あんた誰?」って不思議顔をされるという話。
歌いだしで「こんな小さな星ではきっと出会ってしまう二人別れつげても」って予告をしてる辺りがさすが中島みゆき。
二番のサビで「不実です、私なつかしかっただけなのに名前も知らないなんて」と。
すごいかわいそうなヒロインなんだけど、
最後に「不実ですその芝居を誰に見せたいの、彼女も気の毒ね」って中島みゆき節がw
「うらみまーす、うらみまーす」というよりちょっと上から目線なんだけど。
5曲目は「MUGO・ん・色っぽい。」
これも中島みゆきなんだ、ビックリ。
そもそも「無言色っぽい」って。
歌詞は、好きなんだけどなかなか言い出せなくて・・って思ってて、たくさん言いたいことはあるんだけど、、、、
あ、じゃあ「目と目で通じ合うそういう仲になりたい」です☆って流れの歌。
最後の方で「明日少し勇気を出して視線投げてみようかしら」って勇気を出そうと思って曲は終わる。不幸を前面に出したFU-JI-TSUとは異なり、女子高生の淡い恋みたいな軽いノリの曲。でもさすがに「色っぽい」ってのはねw
ジャケットは肩の花みたいなのがバブルへの階段を着実に登ってる感たっぷりw
6曲目は「恋一夜」。中島みゆきとは少し離れた松井五郎作詞。「慟哭」の次に売れた歌らしい。確かにこの曲、すごいよ。
ティライミ少年には全く意味が分からない歌だったけど、
まあ歌詞がちょっと大人向けなんです☆
官能ソングって言ったら言い過ぎかもだけど、
歌いだしが「濡れた髪をはじめて見せた夜」ですよ。
サビなんて「あなたの腕に狂いながらこわれてしまいたくなる」。
そのあとも「爪のさきがシャツの背中堕ちてめまいの嵐、うわ言みたいにあなたを呼ぶ求め合うままつかんで確かめ合ったぬくもり、その先に・・・・」ってw
音楽的にもイントロとかちょっと官能チックな気がするし、ティライミ的にも好きな曲です。
華原朋美とかテレビでカバーしてたけど、やっぱり本人を超えるのは無理。
髪型がどんどんバブルに向かって行くんだけど、この「恋一夜」を出したのが工藤さん18歳の時、すごいね、こんな歌を18歳の少女が歌ったんだけど。
音程の取り方がすごーく難しいから、スマスマでSMAPが歌ってたけど、とても聞けたものではなかった、やっぱりこの人歌うまいんだなーと思わせる名曲。
↑の最初がSMAPの「恋一夜」。草彅とか頑張って手を動かして音程取ってるけどw
サビの「わからないわからないどうなるのか・・・」ってところ、確かに難しい。
7曲目は「嵐の素顔」。
三浦徳子さん作詞。すみません、どんな方かよく存じ上げません。
この曲はL字型振り付けの印象が強すぎて仕方ないw
歌詞は「嵐を起こしてすべてを壊すの」って。恐い、テロリストですか??
途中「人差し指空に向け引き金を引きたい」ってw
工藤静香さんってひょっとしてそっちの方だったんですか??
ひょっとして岩下志麻さんの手下とか??w
でも、のちに実際に極妻に工藤静香さんは岩下志麻さんの娘役で出演されます。
まあこの嵐の素顔はテロリストソングの認定を受けるのを阻止するためにL字の振りつけがあみだされたものと思われます。
↑確かにちょっとバブルの匂いを隠してるあたり、やっぱりテロリストの雰囲気がw
8曲目は「黄砂に吹かれて」。
なんか前作でテロリストばれしたせいか、今作は中島みゆきに戻した模様。
でも、まずタイトル、黄砂に吹かれてw
シルクロードにも出かけたんでしょうか。
歌いだしは「黄砂に吹かれてきこえる歌は忘れたくて忘れたなくしたくてなくしつらい恋の歌」やっぱり失恋を忘れるためにシルクロードに旅に出たんですね。
サビは「あなたに似てる人も砂の数よりいるのにね 旅人」。
やっぱり振られたんで悔しいから旅に出てみた、黄砂を見て、星の数ほどいますよ、あんたよりいい男は、って負け惜しみを言う歌なんですね。
最後で「(答えて)もらえばよかったのに聞くのが怖かった名前、私じゃない名前だもの」って言ってるんで、やっぱり誰かに取られたのだろう。
一番最後で「笑顔で終わったあの日から旅人」で締めてる。
バブルのせいなのか失恋したら「傷心旅行」に行くのがトレンドだったんだろう。
でも中島みゆきだから、しゃれおつな場所へ旅行に行くのは許してくれない。
ユーミンならアカプルコとか行ってもいいけど、そんな派手なところには行けないので、
シルクロードで我慢。
でも、1989年にシルクロードって今でこそ北京トランジットで敦煌に行くとかできるけど、天安門事件より前ですよ、相当苦労しないと行けないよね、当時のシルクロード。
「黄砂に吹かれて」とか呑気に書いてるけど、ビザ取って、あの酷い中国の夜行列車(乗った事ないけど)に揺られること数十時間でやっと着いたであろうシルクロード。
相当苦行を強いる中島みゆきのドSソングですな。
黄砂で白いカーディガンが茶色くなった???w
時代のせいか本人の嗜好のせいか徐々にケバくなって来たw
9曲目は「くちびるから媚薬」
すごいね、媚薬放出できるくちびるをお持ちの静香さん。作詞は松井五郎。
歌いだしが「ちょっと待ってよねえ、何て言ったの今?」って、
やばいこのお姉さん怒らさせたら後ろから怖い人出てくるから↓
「嵐の素顔」で空に向けて引き金引きたいって言ってて、
ちょっと傷心旅行でシルクロード送りされて「黄砂に吹かれて」たんだけど、
やっぱりヤンキー気質だったのか、歌いだしからちょっとキレ気味です。
が、サビになったら「いいのいいのいーいのー☆」って許してしまう不思議な歌。
でも実際にこの「くちびるから媚薬」って意味は大人になってもよくわかりません、
難しいなこの曲の感覚w
小学校のころ通ってた塾にいた女の子が「飯野くん」ってクラスメイトを好きだったようで、「いいの、いいの、いいーの」って歌ってたのはよく覚えている。
よかったね、世の中の飯野さん。自分のための歌を工藤静香さんに歌ってもらってて。でもヤンキー姐さんにしょっぱなから「ちょっとまってよね!」ってキレられてサビで名前の呼び捨てを連呼されると、怖いっすねw
10曲目は「千流の雫」
何と歌詞は本人作詞だったらしい。愛絵里=工藤静香のペンネーム。
昔慟哭が流行った時にテレビで本人が言ってたんだけど、両親が工藤静香が生まれた時に「静香にしようか愛絵里にしようか迷って」静香にしたから、もう一つの名前をペンネームに使っているみたい。
なんかオシャレだよね、ペンネームも親がつけてくれたって。
歌手になって売れたら忘れられてたもう一つの名前が復活するってのは。
静香=愛絵里ってことは、亀井静香さんは亀井愛絵里でもいいわけですね↓
いや、あかん。
静香でも本人うるさすぎて無理あるのに愛絵里なんて無理ですw
えー、千流の雫。名曲です。これも華原朋美さんがカバー。
サビは「いく千粒の夢流し、たとえ枯れたって何千年先の今でさえあなた求めるわ。」
結構粘着系w何千年先の今でさえ、ってお隣の国並みの粘着力w
曲調はバラードで落ち着いていてヤンキーテイストも抑え気味。
粘着力ってディスったけど、恋一夜の次に好きな曲ですねー。
この曲を書いたのは工藤静香20歳の時。
二科展入選するセンスを持ってるからなのか、
この歌詞を若干二十歳の女の子が書けるってすごい。
粘着は師匠の中島みゆきを受け継いでいるのだろう。
11曲目は「私について」
シルクロード送りにされた中島みゆきの作詞です。
歌いだし「私について語られる出来事、もれなく聞いてから愛し始めて・・・」
ひょっとしてストーカーですか??
それとも家政婦は見た!?みたくどこでも聞き耳立ててるんですねw
曲調はちょっと黄砂に吹かれてに近いシルクロードテイスト。
ひょっとしたら黄砂に吹かれてPARTⅡのつもりで作られた歌なのかもしれない。
最後が「私について知らなすぎるのはどんな人よりたぶん私よ」。
タイトル「私について」なのに最後の最後でぶん投げてる、
どーせ自分の事なんてわかんないしってw
何か髪型とか化粧がどんどんキャ〇嬢みたくなってるんですけど・・・
最後の12曲目は「恋模様」
この曲は唯一シングル発売されてなくてこのアルバムのために書かれた曲。
作詞は愛絵里、ご本人です。静かなバラードの曲。振られた女友達をなぐさめる歌。
「こんなかわいい子を誰が泣かせたの私一人頭に来てる」らしい。
いや、工藤静香怒らせたらあかん、ってw
内容的には竹内まりやの「元気を出して」的な感じでまあ普通。アルバム用に作ったんだねって感じの歌でインパクトはそんなないです、正直。
さて、ティライミの「初めて買ったCDアルバム」でした。
もう時が過ぎるのは早いものでほとんど30年前ですよ、これ買ったの。
工藤静香さんはこのアルバムで色んな顔を見せてくれた、
イルージョンからピストル打ったりシルクロード送りにされたり様々。
このアルバムから3年後に親分がまたすごいのを書いてくれた、
「慟哭」。
もはや説明がいらないほどのメジャーソングだけど、
「ひとばん中泣いて、泣いて、泣いて気が付いたの、友達なんかじゃないという思い」
と過去を振り切ってくれました。何千年先の今でさえ求めたあなたも全部振り切った。
いやー、おそるべし中島みゆきと工藤静香のタッグ。
結局慟哭で全部振り切ったのか、まさかのキムタク夫人になって、
娘のKOKIもデビューさせて順風満帆のご様子。
やっぱりこの人の才能は「unlimited」のようです。
>
お後がよろしい?ようで。
<Fin>