そろそろ利尻島に向かうのだが、お腹が空いて来たのでご飯食べられるところを探す。
フェリーターミナルはそこそこ立派なんでレストランも入っていた。ウニとか食べたいと覗いてみるも満席。「満席？？」って思ったけど、フェリーの混雑見ると当然だろう。まさに礼文島が賑わう季節が始まったのだから。まあ満席なら待つという選択肢があったんだな、って今になって思うけど、当時は思うはずはない。私の家は典型的な関西人でかつ一般より遥かに待つことが嫌いなのだ。ステレオタイプだと、東京は行列ができる店は流行ってるから人気店なんだけど、関西だとあまり行列できてると、じゃあ他行くわ、って感じです。その割に味にうるさかったりするから、ちゃんと食べたい時は予約するくせができました。
長くなったけど、予約してなかったんでターミナルにあるお店は諦めて、とりあえず何でもいいやと思い、まあこれも空腹に勝てない家族なんでいつもながらだけど、ターミナルの向かいにあった食堂へ。
残念ながら海鮮のメニューはなかったけど、優しいお味の礼文ラーメンにありつけました↓
二日目にして二回目のラーメンw磯の香りがたっぷり楽しめるラーメンで大満足です！
ちょっどお昼だったので、テレビが12時のNHKニュースの天気予報。写真撮らなかったのが悔やまれるけど、旭川から本土全部と九州沖縄までほとんど雨が曇りだった。でも稚内だけ晴れマークでした！本当この天気の奇跡に感謝しかないです。（やばい、友永構文がw）
食後少し時間あったんで喫茶店に入った。
今日の天気が快晴でテンション上がってるおかんはお店の人に「最近ずっと天気いいんですか？」と聞いた。仕事のできる店員さんは「昨日まで天気悪くて山見えたの久しぶりです。」と模範解答wおかんご満悦。
そりゃそうだ、さっき見た天気予報に今の話、晴れ男と一緒に旅行できてよかったね！
店員さんの「山」って言うのは、利尻富士のことで礼文島の人にとっても大事な山のようです。
山と利尻行きのフェリー↑
↑今更だけど礼文島の地図
↑いよいよ出航でーす！！って書いてるけど、ここでも大変でした、運転技術が要求されました。ただ、二回目なのと車の台数が少なくトラックもなかったこと、そして何より乗務員が少なかったので注目されにくかったという安心感から、無事一人でフェリーに車を載せることに成功しました！！
↑甲板に出ると、地元の人がお見送りをしてくれてます。
↑「ようこそ礼文島へ」の看板。来るときは気づかなかったけど、見送りの人たちを見てから見てみると暖かい気持ちになった。
ごくありきたりな看板なんだけど、多分この島に何ヶ月もない人で賑わう六月。また来てねという島民の人達の見送りだと思うとただの看板なのに心を打たれた気がした。
↑甲板はこんな感じでかなりガランとしてた。
↑ふと進行方向に目をやると香深港の向こうに今から向かう利尻富士が見えた。
↑後ろを振り返るとまだみんなで見送ってくれている。エールを送ってくれる人も。
そして何より水が綺麗。水も島の人の心も綺麗で何か癒やされたな。
↑船は少し離れたけど、まだ見送ってくれている。何かよく離島から都会に就職だったり進学で島を離れる人を島民一同で見送るって映像をみたことあるけどまさにそんな感じ。時期的に六月なのでそういう人は乗ってなかったと思うけど、三月の出航とかすごく切ない感じになるんだろうな、って思った。ありがとう、礼文島。
↑心温まった後は前を向くと利尻富士が大きく見えて来た。
↑名残惜しいから礼文島も一度振り返ってみる。
↑すごく見えにくい、見えないと思うけど、サハリンが遠くに見えた。
↑稚内から礼文島に向かう船とすれ違った。
↑礼文島は良いところです、みなさん楽しんでー！！
↑どんどん利尻富士と利尻島が近づいて来た。
まもなく利尻島に到着します。礼文を振り返ったけど、さすがにもうあまり見えなくなっていた。利尻島は礼文島と違って円形の島、さあどこから一周しようか。
＜その１０へ続く＞
