何か完全に独眼竜政宗モードになったんで。
アルハンブラ宮殿の続き、書かないとダメです。
でも、とりあえず大河ドラマの独眼竜政宗の配役があまりに豪華だったんで紹介。
伊達政宗の母親（義姫＝岩下志麻さん）をそそのかして伊達政宗に毒を盛らせた最上義光を演じるのが原田芳雄さん。
一応悪役と言うかまあ間接的に主人公を殺そうとする役なので人相悪いです。
でも、この原田さんはすごい演技派なのでしたたかで狡猾ですごーい怖い。
このドラマのすごい所は、最初は原田さん（最上義光）の方が何枚も上手なんだけど、政宗が力を着けて行くについれ段々と差が縮まって行き、最後は「俺はお前の叔父なんだから助けてよ」という体で義光の方が助けを乞いに行くのだ。
まだ渡辺謙さんもそんな有名ではなかったが、ドラマの人気が出るにつれ成長していくのともうまくリンクしていたようで、すごい組み合わせだった。
義光が妹の義姫に政宗殺しをそそのかすシーン↓さすが二人とも名優です。
で、歴史上陰の薄くなった政宗パパの伊達輝元は北大路欣也さん。
山崎豊子の華麗なる一族では、仕事のためなら家族も見殺しにするほど冷徹な銀行家を演じてたけど、この頃はまだお人好しの輝元を地で演じている感じ。
で、徳川家康はこの人↓
津川雅彦さん。まあどんな役でもこなす名俳優です。
まあ豊臣秀吉のキャラが強すぎるなか、一番最後にモチを食う古狸の徳川家康を地でやってます。
ちょっと話は逸れて淀君は↓
最近見ないけど、樋口可南子さんです。ティライミ的にはあまりインパクトなし。
何か淀君は色んな過去があるのにこの淀君は軽い印象。
両親も継父も殺した秀吉に対する恨み辛みがありながらも側室に入った人の割におちゃらけてると言うか抜けてると言うか、あまり適任ではなかった。
大河ドラマで演じた他の淀君は↓
左下は夏目雅子さんらしいけど、残念ながら見たことはないです。
他の三人だと圧倒的に松たか子さんが適任でしたね、個人的趣味かもしれないけどｗ
で、真打ちの豊臣秀吉は↓
勝新太郎さんです。
もう凄い、この貫禄。
伊達政宗と初の対面シーン。親子ほどの年の差がある実際の勝新太郎と渡辺謙。
そして実際に親子ほどの年の差があった豊臣秀吉と伊達政宗。
本番で秀吉を恐れる政宗っぽさを表現したかったので、本番前には二人の顔合わせがあったとかなかったとか。
まだ渡辺謙もそんな有名人ではなかったので実際新人俳優と熟年の名優って絵ですね。
この勝新太郎さんの演じる秀吉、無茶苦茶貫禄あってまさに関白殿下なんだけど、木下藤吉郎だった時代があるとはとても思えない。。。
いずれにしてもあまりに凄い、凄すぎる配役でこのドラマから戦国時代を題材にした大河ドラマが人気になっていったのがよく分かった。
