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ペトラ ヨルダンの歴史 〜2020欧州中東 その48〜

はい、トレジャリー2まで登って来た。

トレジャリー2にはヨルダンの国旗と後ろには荒野と青い空↓

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やはり絵になりますな。ここで前書いたヨルダンのフセイン国王の話を。戦後ヨルダン国王として政権を担ったおじさん。ただ戦略的にはかなりやらかしてた。まずは在任中にことごとくイスラエルに負けて嘆きの壁のある東エルサレムを占領されてしまった。第三次中東戦争まではエルサレムは東西に分かれていて、東側、三大宗教の聖地の旧市街はヨルダン領、西側の宗教的なのが何もない新市街がイスラエル領だった。しかし、ゴロツキのエジプトとシリアに翻弄されて敗戦し、東エルサレムをイスラエルに奪われてしまった。イスラム教の聖地までも持って行かれたのだ。死ぬ気で取り返そうと思わなかったんだろうか、まあそれだけイスラエルが強かったのかヨルダンが弱かったのかw

もう一つは湾岸戦争の時に最初サダムフセインに味方してしまった、、、何を血迷ったのかw

おかげで反米のみならずサウジと言うアラブのドンにも目をつけられる始末。

隣にもっとぐちゃぐちゃなシリアがいるからかなり影が薄いけど、石油の出ない中東の国は為政者の判断一つで国がほんと変わるね。

それなのに国王にずっといらっしゃった。アラファトを擁するPLOが国内にいたり色々複雑だったのを治めたり、イスラエルと国交結んだり最終的には現実路線も取ったけど、国土を奪われて戦争に負け続けてもなお国王だったとはなかなかたくましい。

そんな感じでオイルも出ない中東の小国になり下がったヨルダン。

でも先人の遺産、ペトラがありますね。

天気も良くて感動できたのでルンルン気分で集合場所へ戻る。

途中トレジャリー1にも再会した↓f:id:reiwa-tsuredure:20200120211224j:image

この辺りでフィリピンのおばちゃんと出会った。娘さんが一人で写真撮りに行ったと嘆いていた。おばちゃん、歩くのがスローペースなので集合時間の16時に間に合うか少し不安になったけど、一緒に戻ることに。

娘さんはデザインの仕事をしていて、年始に訪れるお母さんの誕生日を海外で祝うのが恒例になっていて、今回はロンドン→テルアビブ→ヨルダン→トルコと巡るらしい。

何かいい話。家はマニラにあるから、今度遊びにおいでよ、フィリピン来たことある?と聞かれたので、自分が行きたいかから話を逸らすために、セブは会社の同僚が英語留学で行ってたよー、と流してみるw

実際地図を塗りつぶす願望はある。そして東アジア方面で残ってるのはフィリピン、北朝鮮、モンゴルの三カ国。でも、なかなかね、難易度高い。特にフィリピンでもセブならまだありだけど、マニラはありえないっw

とりあえず満面の笑みで受け流したw

帰り道は道が空いてるので↓
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天気も快晴!↓
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しばらくすると娘さんも合流した。

さっきティライミがトレジャリー2登ってるとこ写真撮ったから後で送ると言われた。

オレンジのパーカー着てるからさぞ目立ったんだろうw景色は引き続き絶景↓
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ペトラは朝から来るのでなければ、帰り道の方が写真撮るにはいいです。

圧倒的に人が少ないのでゆったりできます。
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ペトラの狭い道に別れを告げて馬車道のある場所へ。来る時は寒さに凍えてたのに、気が付いたらちょうどよい気候になっていた↓
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ペトラ遺跡、前から来たくて、でもなかなか来られなかったけど、超長期休暇のお陰でまさか訪れる事ができた。最短ルートとはかけ離れた不思議なルートで来たけど、何とかたどり着き、この絶景に出会えたことに感謝。
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普通の旅ならここがハイライトになるんだろけど、まだまだ終わらない、ちょうどこれが中間地点。パリ、ロンドン二泊、エルサレム二泊しかしてないから後五泊ある。エルサレムで一泊、テルアビブで一泊、マドリードで三泊。

旅のコンテンツとしても盛り沢山。

まだクリスマスイルミネーションの残るパリでヴィトンの財布を買うのに奔走。ヴェルサイユでリベンジを果たし、憧れのユーロスターでロンドンへ。暖かいチームのおもてなしを受け、悠久のストーンヘンジに想いを馳せ、見知らぬユダヤの都へ。そしてペトラへ。

続きはCMの後で!って言いたいくらいまだまだ残るコンテンツ。自分でもまだ中間地点感なかったけど、振り返ると面白いよね。

I love Petraで撮影をwハートマークと同じ色してるから、分かりにくくてすみませんw
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ってな訳で、まだまだ続く珍道中〜

 

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