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パレスチナの壁の由来 〜2020欧州中東旅行 その28〜

パレスチナの壁の続きです。

あ、マリオがいるじゃん、パレスチナなのに!

でも何かがおかしい、、、

クリボーがヘルメット被った人間だし。
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パレスチナinワンダーランド。

クリアした時の旗が1948。

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1948年はイスラエルが独立した年。

すなわちパレスチナ問題が発生した年。

イギリスの二枚舌外交のせい、すなわちパレスチナにもイスラエルにも独立させると調子の良いことを言ったことから全てが始まった。

イスラエルの独立宣言と同時に周辺のイスラム系の国が寄ってたかってイスラエルに攻め込んだ。テルアビブはイスラエルにあげるよ、でも聖地エルサレムは絶対に渡さないって感じで。

テルアビブからエルサレムに行く時にかなりの山を越えて向かった、テルアビブは海岸の街でエルサレムは内陸の高原にある。

二つの街が分断され、エルサレムへの補給路が絶たれたが、イスラエルが必死に抵抗しつつ補給路を守ったらしい。今の時代に行ってもアップダウンに驚いたくらいだから当時は相当だったのだろう。補給路を繋ぎつつ、アメリカの支援を得たイスラエルは反撃に出て自国の主権を守った。結局アラブからしたら勝手に領土奪ってうしろにいるジャイアンがたまに出てくるひたすらうざい存在。でも、何でジャイアンがイスラエル寄りかと言うと、アメリカの産業を牛耳ってるのがユダヤ人だから。金融ではゴールドマンサックス、つぶれたけどリーマンブラザーズ、中銀総裁はかの有名なグリーンスパン、イエレン前総裁。ブルームバーグ。

FANG銘柄と言われるネット系でも、FacebookもGoogleもそう。

でも第二次大戦後すぐに一番影響があったのはハリウッドとテレビ局の4大ネットワークだろう。既存の産業からは差別で排除されてたユダヤ人は映画産業に活路を見出したが、1900年代前半のアメリカ、すなわち東海岸しか栄えてなかった時代に映画に力を入れたものの、エジソンが映像技術の使用について莫大な請求をしたらしく、それから逃げるように西海岸のハリウッドで映画産業を発展させたらしい。

結果映像、映画産業にもユダヤ人が多く関わるようになり、ユダヤ寄り、イスラエル寄りの主張がアメリカで増えたようだ。

ハリウッドに深く関わってるから、シンドラーのリストってユダヤの悲劇の映画はあるものの、パレスチナ難民の映画ってみたことないから。

と、一応イスラエルに行く前に勉強したことを披歴してみたw

引き続き壁は↓な感じ。
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イスラエルの監視塔とパレスチナの壁とパレスチナの荒れた街↓
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なかなか考えさせられるものがある。日本から遠く離れた街で起きてる現実だけど、移民問題とか考えると他人事でもない気がする。

すごく前置きが長くなったけど、パレスチナの壁はイスラエルが作った。理由はパレスチナ自治区に住んでるパレスチナ人がイスラエル領内に入って来てテロを起こすから壁を作ってパレスチナ人を排除してる。そのことでテロの件数が激減したとか。あれだけナチスに隔離されてた人達が同じような事をしてるって主張もある。イスラエル独立が正しかったのか、国連が承認したのが正しかったのか、よく分からないけど、独立した国からするとテロリスト予備軍を排除するのも分からなくもないし。

平和な日本に住んでる身からするとなかなか簡単には理解できない難しいテーマ。

実際に見ると余計にそう思った。

壁はまだ続いていて↓
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中国、香港の話も書かれていた。

中国語が全く分からないからどっちよりの主張かも分からないけどね。
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色んな絵とメッセージでお腹いっぱいに。
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のんびりエルサレム見学からスタートするのかと思って軽いノリ(ツアーからはぐれないようにだけ注意するw)で参加したのに、いきなり世界の民族紛争の現場から見せつけられて若干ひよりましたw

パレスチナ自治区に入るとイスラエル同様至るところにマシンガンを持った警察がいた。

当然腕章はダビデの星でなくパレスチナ国旗なんだけど。

いやー、ホントなかなか奥が深い。

これからキリスト生誕の地へ。
その29へ続く

 

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